C.W.ニコルが生い立ちから語り興すシリーズの第８作目で初来日した頃のお話。
「初めて来日した翌朝の旅館で日本のビジネスマンたちが
黙々と朝食をとっていた。父からの手紙で「日本人は礼儀
正しいからそれに従うように。もしわからないときは周り
を見て真似をするように」とあったので彼らを観察して
いるとみな箸をまわしながらご飯を食べている。これは
輪廻の思想から来ているのかと思いつつ旅館の計らいで
ベーコンと卵を出された私は彼らと同じようにナイフを
目の前でくるくるまわしながら食べたんです。でも後から
考えるとあれはみなさん納豆を食べてたんですね!」
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