北海道在住でバスガイドを務めるナオちゃんという女性の体験談。 昭和53年冬。ナオちゃんの家族は父親の仕事の都合で釧路から札幌に急に引っ越すことになった。急なこともあり、家族五人で住まえる一軒家を適当に見繕ってほしいと不動産屋に一任し、決まった転居先は札幌市北区の中古賃貸の5LDKだった。ところが越してきて間もなく家族が一人ずつ不慮の事故に遭い、意識不明の重体に陥っていく。 唯一無事だと思われた父親も遂に川に車ごと転落し、身体は無事だったものの記憶喪失になってしまった。その原因が紐解かれていくにつれ明らかになったのは・・・。
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