この津軽方言詩集の朗読アルバム「わが青春のまるめろ」は詩人高木恭造が自ら朗読したもので、ギターの演奏は三上寛が行っている。25のトラックには高木恭造の詩がちりばめられ、陰影に富む表情豊かな世界が紡ぎ出されている。1981年12月15日に青森市民文化ホールで収録されたもの。高木恭造は、青森県青森市にて1903年10月に生まれた。青森日報社や出版社勤務を経て満州医科大学医学部卒。青森日報社時代に詩人・作家の福士幸次郎の助言により方言による詩作に取り組むようになる。大陸から引き揚げ後は眼科医として働く傍ら、詩や小説などの創作活動を行い、日本各地で方言詩の朗読を行なうなどした。「まるめろ」は高木恭造の代表作であり、海外でも翻訳されたその詩集は朗読と共に高い評価を得ている。