子育てに懸命だったその当時に、三歳年下のナホさんといういうママ友が出来ました。年下ではあるけれど頼りがいのあるしっかり者のナホさんとすっかり仲良くなり、以来子供が大きくなってからも親友のようなお付き合いが続いていたのですが、ある日ナホさんは脳内出血で突然倒れてしまいます。一命はとりとめたものの意識は戻らず、危篤の報を受けて病室に駆けつけた秀美さんでしたが、ご家族の悲しみにいたたまれずにすぐにそっと離れます。静かな廊下を歩いていると急に髪の毛を背後から引っ張られ……。
子育てに懸命だったその当時に、三歳年下のナホさんといういうママ友が出来ました。年下ではあるけれど頼りがいのあるしっかり者のナホさんとすっかり仲良くなり、以来子供が大きくなってからも親友のようなお付き合いが続いていたのですが、ある日ナホさんは脳内出血で突然倒れてしまいます。一命はとりとめたものの意識は戻らず、危篤の報を受けて病室に駆けつけた秀美さんでしたが、ご家族の悲しみにいたたまれずにすぐにそっと離れます。静かな廊下を歩いていると急に髪の毛を背後から引っ張られ……。