松岡さんは子供の頃、家族そろって母方の実家に引っ越した。千葉の田舎にあったその家は祖父母が住んでいる母屋とはなれのある大きな家だったが、彼女と5歳下の弟がはなれにある部屋をそれぞれに使っていいと許可を受けた。行ってみると二階建てのはなれは古い上にどことなく異様な気配に満ちている。それぞれに二階にある部屋を使うことにしたのだが、弟は早々に気味が悪いと言って母屋に戻ってしまう。一人残された松岡さんはその後、このはなれで次々に怪体験に見舞われることになる。
松岡さんは子供の頃、家族そろって母方の実家に引っ越した。千葉の田舎にあったその家は祖父母が住んでいる母屋とはなれのある大きな家だったが、彼女と5歳下の弟がはなれにある部屋をそれぞれに使っていいと許可を受けた。行ってみると二階建てのはなれは古い上にどことなく異様な気配に満ちている。それぞれに二階にある部屋を使うことにしたのだが、弟は早々に気味が悪いと言って母屋に戻ってしまう。一人残された松岡さんはその後、このはなれで次々に怪体験に見舞われることになる。