体験者の女性には大切な幼馴染がいる。名前はみきお君。いつも笑顔が絶えず、特に目立つ存在ではなかったが、人が億劫がる仕事を率先してやるタイプで誰からも愛されていた。やがて二人とも高校生になり学校もばらばらになったが、通学の電車で乗り合わせ交流は続いていた。ある日、不良になっていた体験者が体調不良で早退して家まで歩いていた時、1台の二人乗りのバイクが近づいてきて脇に留まった。 バイクを買って興奮気味のみきお君と小学生時代の友人だった。「また美佐子(共通の友達)の家で会おうな」と約束をして別れたのだが、その晩にみきお君は命を落としてしまう