体験者の女性が2011年の夏、京都の有名な五山の送り火を見に出かけたときのこと。毎年観光客でごった返すメインストリートを逸れて桂川の川べりを歩いていた。ブロガーとして活躍しているめぐみさんはブログ用に写真を撮りながら進んでいたのだが、一緒に歩いていた夫が気付けばスタスタと随分前を行っている。いつもなら待ってくれるのに今日はどうしたろうと思い急ぎ足で追いかけるのだが間は一向に縮まらない。やがて背後から子供のかけてくる足音が聞こえて道を譲ろうとしたとき、彼女の手を小さな手がきゅっと掴むのだった
体験者の女性が2011年の夏、京都の有名な五山の送り火を見に出かけたときのこと。毎年観光客でごった返すメインストリートを逸れて桂川の川べりを歩いていた。ブロガーとして活躍しているめぐみさんはブログ用に写真を撮りながら進んでいたのだが、一緒に歩いていた夫が気付けばスタスタと随分前を行っている。いつもなら待ってくれるのに今日はどうしたろうと思い急ぎ足で追いかけるのだが間は一向に縮まらない。やがて背後から子供のかけてくる足音が聞こえて道を譲ろうとしたとき、彼女の手を小さな手がきゅっと掴むのだった