鼠小僧次郎吉、言わずと知れた義賊です。博打帰りに汐留の船宿で船頭と女将相手に雪見酒を飲んでいると、素足にわらじばき、寒そうななりの蜆売りの小僧が通りかかります、不憫に思い蜆を買い上げて身の上話を聞くと、以前自分が助けたことのある娘の身内であることが判明。よかれと思って助けたことが仇になり、貧乏な生活を送っているとのこと、さてどうする次郎吉!丁寧な描写で江戸時代の雰囲気が目の当たりに浮かびます。2009年春「金原亭伯楽落語会」上野鈴本演芸場における一席です。
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