さらやしき(23分)
夏になると、寄席や落語会で、幽霊の出てくる落語を演じることが多くなりますが、落語で幽霊が出てくる時、大太鼓がドロドロ、笛がヒュ~ッという恐ろしい音が鳴り ますが、これは歌舞伎の音楽から落語に取り入れた演出方法です。
皿屋敷の伝説は全国各地にありますが、関東は「番町皿屋敷」、関西では「姫路の皿屋敷」が、むかしから有名でした。背筋が寒くなるような恐ろしい物語を大笑いにするのですから、むかしの落語家の工夫は素晴らしいと思いますが、如何ですか?
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