高柳昌行のギターソロのライブアルバム「Lonely Woman Live」登場!
食道静脈瘤破裂という大病で九死に一生を得たあと、徐々に体調を回復しつつあった高柳昌行が切り開いた新境地のひとつが、スリー・ブラインド・マイスのプロデューサー藤井武の発案で、1982年8月21日と22日の両日に録音されたギター・ソロのアルバム「ロンリー・ウーマン」だった。フレーズのヴァリエーションを徹底して追究するモダンジャズ指向のアドリブ演奏と、モダンジャズの限界を、黒人音楽の内側から乗り越えようとするフリージャズの精神とが交錯する地点に立ったソロ演奏は、ジャズ内部における多様な即興演奏の存在様式を、多様なまま引き受けて並存させていあた高柳音楽の可能性と矛盾を、彼の分身であるギターとの対面的な語らいのなかに、すべてさらけ出した名盤である。同年12月1日に、ソロアルバムの発売記念ライブが新宿ピットインで開催され、このときステージ前半で行われたソロ演奏を収録したのが本盤である。ー 2006年7月 北里義之「Lonely Woman Live」ライナーノーツより ー
収録曲は以下の6曲です。
・Lonely Woman *
・Kary’s Trance
・For Guitar *
・Song For Che *
・Lennie’s Pennies
・Epilogue (Lonely Woman)
*の曲はアルバム購入のみ