この「心の故郷 日本の民謡シリーズ」は故藤尾隆造氏が監修したもので、当初カセットテープで発売されたものをデジタル化したものです。藤尾氏は「民謡は民族生活の潜在意識によりにじみ出た生活そのものの声である。すなわち、1.詩と音楽の自由形である。2. 時代性と民族性に根ざした郷土性。3. 表現法に特定の規律、制約がない。4.旋律と言葉が不離一体である。5. 作者と歌い手が直ちに同化しやい。」・・・等々。本作品に収められている曲のひとつを藤尾隆造氏の解説で紹介します。
南部あいや節:南部民謡の中では一番テンポの早い曲であり、歯切れのよい太鼓に、まず耳を奪われる。この南部あいや節の流れには諸説あるが、九州の「はいや節」の流れが佐渡で「佐渡おけさ」青森県津軽に入って「津軽あいや節」南部に入って「南部あいや節」になったと言われる。また、「南郎綾節」が「南部あいや節」との節もあり綾織の盛んであって頃より「綾節」が「あいや節」に訛ったとも言われるがさだかではない。
このアルバムはApple Musicでも聴くことができます。
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