この「心の故郷 日本の民謡シリーズ」は故藤尾隆造氏が監修したもので、当初カセットテープで発売されたものをデジタル化したものです。藤尾氏は「民謡は民族生活の潜在意識によりにじみ出た生活そのものの声である。すなわち、1.詩と音楽の自由形である。2. 時代性と民族性に根ざした郷土性。3. 表現法に特定の規律、制約がない。4.旋律と言葉が不離一体である。5. 作者と歌い手が直ちに同化しやい。」・・・等々。本作品に収められている曲のひとつを藤尾隆造氏の解説で紹介します。
夏の山唄: 「朝の出がけにどの山見ても、霧のかからぬ山はない」を一番に唄っていた夏の山唄が、何時頃からか「啼くなチャボ鳥・・」が代表的歌詞になってしまった。この類の唄は福島、山形、岩手にもある。まだ明けやらぬ頃、馬の背に乗って浅草狩りに行く農夫の姿が見えるようである。のどかな農村風景を目に浮かべながら唄ってほしいものです。
このアルバムの収録曲は以下の21曲です。
1. 文字甚句
2. 宮城木挽唄
3. さんさ時雨
4. 摺臼挽き唄
5. 山甚句
6. 十三浜甚句
7. 仙南長持唄
8. 嵯峨立甚句
9. 夏の山唄
10. 小積節
11. 餅搗唄い込み
12. 宮城野盆唄
13. 萩刈唄
14. 大漁唄い込み
15. 宮城在郷節
16. 畔打ち唄
17. 秋の山唄
18. 石巻茶摘み唄
19. 北上川船頭唄
20. 仙台よしこの節
21. 楫取唄
このアルバムはApple Musicでも聴くことが出来ます。
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