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福島民謡編 第1集(心の故郷 日本の民謡)

長嶺タツイ,遠藤幸一 ,越田光二 他 2019/10/18発売 2400円 

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民謡とは日本各地の生活や風俗の中で誰うたうともなく唄い出し、口から口へ伝承され、時の移ろいと共に洗練され自然に広まった経路があります。その貴重な文化を残すべく故藤尾隆造氏が全国を巡り監修したのが本シリーズ「心の故郷 日本の民謡」です。本作品に収められている幾つかを藤尾氏の解説で紹介します。

会津磐梯山:全国的に有名となったこの唄は、昔は唯盆踊り唄と呼ばれていた。この唄のおこりは新潟県西蒲原郡あたりから油絞りの職人が来て、仕事の慰労に酒を飲みながら唄いはやしたのが始まりといわれる。昭和に入り会津の盆踊り唄のレコード吹き込みの際に唄名を「会津磐梯山」と名付けたのが始まりとされている。

玄如節:唯一の会津生まれの民謡で村祭りになると神社境内はいっぱいになり唄いはやされたという。唄の意味は、若松市丁寧寺に玄如という小坊主がおり大変な美男子だったという。若い娘たちが一目玄如を見ようと寺を訪れるが姿は見えない。朝水汲みに出るとの噂があり早朝に寺にいくが朝霧で見ることができない。玄如踊りはりこうな人には馬鹿馬鹿しくてできないし、即興的に唄うので頭が悪くてもできない踊り、ともてはやされた。

収録曲は以下の通り
1. 会津磐梯山
2. 会津長持唄
3. 会津胴突唄
4. 会津馬方節
5. 会津酒屋米とぎ節
6. 会津酒屋もとすり唄
7. 会津酒屋仕込唄
8. 会津おばこ
9. 白虎隊
10. 会津石切唄
11. 会津めでた
12. 会津高田甚句
13. 会津田植唄
14. 会津餅搗唄
15. 会津大津絵
16. 会津松坂
17. 玄如節
18. 本郷甚句
19. 信夫田植唄
20. 霊山山唄
21. 瀬上甚句
22. 福島木挽唄
23. 伊達桑摘唄

このアルバムはApple Musicでも聴くことができます。

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