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富本節 浅間/長生

富本豊前他 2011/07/12発売 900円 

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富本節の代表曲「 浅間」と「長生」が登場!

富本節(とみもとぶし)は浄瑠璃の一種。初代富本豊前掾が1748年に創始したもの。豊前掾は宮古路豊後掾の門弟で常磐津節から独立した形で富本豊志太夫を名乗り富本節を興した。その後富本節から分かれて清元節ができた。

この「其俤浅間嶽:浅間」(そのおもかげあさまがだけ:あさま)は、安永八年(1779)四月、江戸市村座の「蝶千鳥若栄蘇我」の二番目として初演された江戸浄瑠璃。増山金八作詞、名見崎徳治作曲。小柴掃部じつは京の小次郎祐俊が傾城奥州と取り交わした起請誓紙を火にくべると、煙の中から奥州の生霊が現れて恨みを述べるというもの。富本といえば浅間、浅間といえば富本といわれた代表曲。
 
<演奏>
 浄瑠璃/タテ-富本豊美喜。三味線/タテ-富本豊前(12世)、ワキ-
 富本豊宏、上調子-富本豊柳

2曲目の「年朝嘉例寿:長生」(としのあしたかれいのことぶき:長生)は、新春の行事を詠み込み富本の門出を祝福するというもの。富本では最も知られた祝儀ものの浄瑠璃。寛延二年(1749)正月、初世富本豊前掾が常磐津から分離して、一派を樹てたとき、雲州松江城主松平宗衍(むねのぶ・のち南海侯と号す)からこの詞章を賜ったという。名見崎徳治作曲。なおはじめの数行を省略して「長生の」から語るので通称を「長生」という。富本ではこの2曲を必ず対にして演奏するのが習わしとされているため、それに従い2曲1アルバムとした。
 
<演奏>
 浄瑠璃/タテ-富本豊美喜、ワキ-富本豊穂、三枚目-富本豊唱。
 三味線/タテ-富本豊前(十二世)、ワキ-富本豊宏、上調子-富本豊柳

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