民謡を聴くことと民謡を唄うことは表裏一体です。よく唄うためによく聴くことを第一とし、よく聴くためには心でよく唄うようにならねばなりません。本当の良い唄い手は立派な鑑賞家でもあるわけです。本シリーズ「心の故郷 日本の民謡」を鑑賞いただき日本の文化や日本人の心を学び、自己の本質を見出していただければ幸いですと、監修者の藤尾隆造は申しております。このアルバムの中から1つ藤尾隆造の解説で紹介します。
検校節:この唄は鹿角地方の代表的な祝い唄で、婚礼の時はもとより、祝い事の席によって、それぞれの歌詞を歌い分けている。元歌は伊勢で唄われた松坂が、越後に伝わり、当時の遊行僧が東北や北海道方面にまで歌い広めたといわれる。この検校節も、津軽や松前地方で唄われている「謙良節」と同じ幹から枝分かれしたのは間違いないとされている。
このアルバムの収録曲は以下の21曲です。
1. 鹿角お山こ
2. 検校節
3. 鹿角網より唄
4. 鹿角牛方節
5. 湯瀬村コ(春唄)
6. 湯瀬村コ(秋唄)
7. 花見帰り
8. 山子唄(岳々節)
9. 鹿角そんでこ節
10. 豊年踊り
11. あらくれ唄
12. 鹿角甚句
13. 花輪甚句
14. 鹿角石刀節
15. 鹿角あいや節
16. 鹿角ヤエデア節
17. 鹿角馬子唄
18. 鹿角からめ節
19. 花輪よされ
20. たかすぎ(祝唄)
21. 鹿角網打ち唄
このアルバムはApple Musicでも聴くことが出来ます。
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