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熊本民謡編 第2集 (心の故郷 日本の民謡)

本田幸枝,本条秀美,田苗春代 他 2020/07/19発売 2241円 

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この「心の故郷 日本の民謡シリーズ」は故藤尾隆造氏が監修したものです。「民謡は民族生活の潜在意識によりにじみ出た生活そのものの声である。すなわち、1.詩と音楽の自由形である。2. 時代性と民族性に根ざした郷土性。3. 表現法に特定の規律、制約がない。4.旋律と言葉が不離一体である。5. 作者と歌い手が直ちに同化しやい。」・・・等々。そこには聞き手、歌い手の仕切りがなく、庶民的交流があります。本作品に収められている曲の1つを紹介します。

山鹿よへほ節:熊本県山鹿市山鹿温泉の三味線唄。山鹿は、平安時代の保元二年(1157年)に開発されたと伝えられる古い温泉地で、毎年八月十六日、俗に「山鹿灯籠」とよばれる豪華な紙灯籠を、氏神大宮神社に献上する灯籠祭りをいとなむことで名高い。よへほ節は当地の酒屋唄として唄われていたともいう。「よへほ」の名は、はやし言葉から来ているがこの文句は他に類例がなく異風で面白い。

収録曲
1. 東雲節
2. 球磨の六調子
3. 鹿北の茶山唄
4. 牛深ハイヤ節
5. 馬見原追分
6. 山鹿よへほ節
7. のんしこら
8. ポンポコニャ
9. 肥後の殿様
10. 球磨の土搗唄
11. お影参り
12. 八代水車踏み唄
13. 山鹿ねんねこ節
14. 肥後の塩売り唄

このアルバムはApple Musicでも聴くことができます。

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