「リゴレット」はジュゼッペ・ヴェルディが作曲した3幕のオペラである。初演は1851年ヴェネツィア。ヴィクトル・ユーゴー作『王は愉しむ(Le Roi s’amuse)』という戯曲をもとになっているが「フランス国王の享楽的奈振るまいと、それに対する貴族の呪い、そしてその呪いは道化師トリブレとその娘に降りかかるという」戯曲の内容が当時のフランスにとってあまりに生々し過ぎたので上演禁止となってしまった。これをオペラに仕立てて上演するために、当局側との様々な交渉のすえ、いくつかの条件に従うことで、ようやく日の目を見ることになったのである。このように紆余曲折を経て出来上がったオペラは、ヴェルディ中期の傑作とされている。演奏はロンドン交響楽団。
このアルバム「リゴレット」ハイライトには以下の7曲が収められている。
・第1幕 Questa o quella
・第1幕 Giovanna, ho dei rimorsi
・第1幕 È il sol dell’anima
・第1幕 Caro nome che il mio cor
・第3幕 La donna e mobile
・第3幕 Bella figlia dell’amore
・第3幕 V’ho ingannato, colpevole fui
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