この「ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 Op.97」はべートーヴェンにより1811年に作曲されたピアノ三重奏曲。ルドルフ大公に献呈されたため、『大公』の通称がある。その曲想は優雅さと気品が溢れており、通称にふさわしい楽曲で、ピアノ三重奏団には必須のレパートリーとされている。ルドルフ大公はアマチュアとしては玄人の域にあったといわれ、ヴァイオリンソナタ第10番の初演も行っている。この「ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 Op.97」もピアノが主役を演じており、べートーヴェンとルドルフ大公との身分を越えた芸術的なつながりが指摘されている。
このアルバムには以下の4楽章が収められている。
・第1楽章 アレグロ モデラート
・第2楽章 スケルツォ アレグロ
・第3楽章 アンダンテ カンタービレ
・第4楽章 アレグロ モデラート プレスト