読み手を求めて佇んでいたものがたりが、時と場が整い、人と出会ったことで「演じる魂」は生まれました。役者という器の中に宿る複数の魂。それは演じる間だけ現れ、女優の身体を支配し主人となる魂。ある時は恋する人妻との役柄が、本来の自分と入り交じることも。演じる魂は虚と実の境界の上で、響きあい艶めかしいダンスを踊る。これはそんな演じる魂を持つ女優の物語です。夏木マリさんという語り手を得たからこそ、成立したこの物語を是非お聴きになってみてください。AppleMusicでもお聴き頂けます。
「La Plage – 演じる魂」
語り手:夏木マリ、著作:大丸康彦
この「La Plage – 演じる魂」の中で使用している楽曲は、ドビュッシーの「弦楽四重奏曲ト短調」の第2楽章です。楽曲提供はウィングエンタープライズ。