天羽さんのルームメイトの市川君と、その彼女が近隣の公園で奇怪な赤い女の子を見たと言ってから、 いろいろと様子が変わってきていた矢先、当時天羽君が交際していた彼女が、初めて天羽君の部屋に泊まりに来ることになった。その夜はバンドの練習があるのだと伝えると、彼女は先に部屋に行って帰りを待つからということで天羽君は部屋の鍵を彼女に渡した。練習中も、終始胸騒ぎがして彼女のことが気にかかり、休憩時に携帯電話を確認すると、先に部屋にいる市川君から何十件も着信があるのを目にする。急ぎ折り返すと市川君は血相を変えた声色で「天羽!早く帰ってこい!お前の彼女が…!」。
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