先に配信した「長野県某宿奇談(前編)」の後編。
大学卒業の為の合宿先の宿で暇を持て余した、六人の学生が夜の宿内を散策して目の当たりにした異様に意気消沈してしまった後、気分転換をしようと同じ敷地内にある体育館に忍び込む。宿は元学校の建物だったからだ。体験者を含む六人は一部の水銀灯をつけ、バスケットボールを見つけてスリーオンスリーに興じ始めたのだが、暫くして、疲れた体験者は輪を外れ離れたところで壁にもたれかかり煙草に火をつけた途端、体が動かなくなり、耳が遠くなったかのような錯覚に陥るのだが…。
このお話はApple Musicでも聴くことが出来ます。